これはバッグではない。時間を持ち運ぶ道具だ。
10年後、このトランクは完成する。

ストーリー

  • Makuake限定特別仕様
    ・日本製金具
    ・内装生地を刷新
    長く使う道具だからこそ、
    細部の耐久性と質感を高めました。
  • 40cmサイズを30本限定で製作
  • 効率ではなく、構造を優先
  • 万が一の際は当社で修理対応

なぜ、このトランクは「未完成」なのか

このトランクは、
買った瞬間に完成する鞄ではありません。だからこそ、時間が必要です。

ヌメ革は、染料で色を作り込まず、
表面を強くコーティングもしない、正直な素材です。

だからこそ、使い始めは淡く、
傷もつきやすい。

雨や摩擦など、
扱いには注意が必要な素材です。

しかし、
その「余白」こそが価値だと、私たちは考えています。

触れた手の油分。
陽の光。
旅の空気。

時間の積み重ねが革に刻まれ、
色は深まり、質感は変わっていく。

やがてそれは、
既製品では決して生まれない
「持ち主の表情」になります。

完成は、私たちが作るのではありません。

完成させるのは、
これを選んだあなたの時間です。

なぜ、このトランクは手縫いなのか

このトランクは、構造上ミシンを使うことができません。

内部に木枠を組み込み、
革を一枚ずつ張り込みながら立体を形作ります。

厚みのあるヌメ革を、角や縁に沿わせ固定していく工程は、
機械では対応できない部分が多くあります。

今回の生産は、30本のみといたしました。

力のかけ方。
針の通し方。
革の張り具合。

わずかな差が、仕上がりの印象を左右します。

効率は、決して良くありません。

しかし、時間を重ねても崩れない構造と、
手仕事ならではの緊張感が、このトランクの骨格を支えています。

大量生産では生まれない強度と表情。
それが、私たちが手縫いを選ぶ理由です。

なぜ、40cmというサイズなのか

このトランクを40cmにしたのには、理由があります。

大きすぎず、小さすぎない。

日常でも持ち出せる現実的なサイズでありながら、
トランクとしての存在感を失わない寸法。

机の横に置いたとき。
車のシートに載せたとき。
出張や旅先で開いたとき。
旅先で広げたとき。

道具として機能しながら、
空間の中で主張しすぎない。

40cmは、使うためのサイズであり、
飾るためのサイズではありません。

そしてもう一つ。

限られた面積の中で、革の質感と構造の美しさが最も際立つ寸法でもあります。

過不足のない構成。

それが、私たちが40cmを選んだ理由です。

なぜ、数量を限定するのか

このトランクは、成牛一頭分の半裁ヌメ革から丁寧に裁断して作ります。

40cmサイズでも、表裏2面を無駄なく抜き出すには、大きな革と精密な判断が必要です。

さらに内部には木枠を組み込み、革を一枚ずつ張り込みながら、すべて職人の手で組み上げます。

構造上、ミシンは使えません。

裁断から組み上げまで、一つに相応の時間と手間を要します。

だからこそ、私たちが責任を持って仕立てられる本数として、
今回の生産は30本のみといたしました。

経年変化という価値

このトランクは、完成された美しさを保つための鞄ではありません。

ヌメ革は、使うほどに色が沈み、艶を帯び、質感を変えていきます。

傷や擦れも、消すべきものではなく、時間を重ねた証です。

新品の状態が頂点ではありません。

10年後、そこに現れる風格こそ完成形。

経年変化とは、
時間を刻むということ。

それを受け入れる人のためのトランクです。

応援してくれる方へ

効率や流行を追って
作ったものではありません。

時間をかけ、
手間をかけ、

10年後に意味を持つものを
形にしたいという想いから生まれました。

大量には作れません。
30本のみです。

それでも構わないと
感じてくださる方に、

私たちは責任を持って
仕立てます。

10年後、このトランクを誇れるか。

それは、
今日の選択で決まります。