本革製品のお手入れ ~コードバン~

皆さんこんにちは!

 

今回は、「革のダイヤモンド」「革の王様」と言われる”コードバン”製品のお手入れ方法をご紹介したいと思います!

 

 

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コードバンとは『馬のお尻部分の革』のことで、馬革部分は外側へ伸びていく繊維性質を持っていますが、コードバン(お尻の部分)だけは身体の内側へ収縮するような繊維構造になっているのが特徴です。

 

その為、コードバンは牛革の数倍の強度と緻密な繊維構造を持っており、磨けば磨くほど独特な美しい光沢を放つのです。

 

また、

・馬一頭から「ランドセル2個分」くらいの少量しか採れない
・主に北フランス産など、一部のヨーロッパの食用として飼育生産されている農耕馬からのみ採れる革

ということもあり、きわめて希少価値の高い革となっています。

 

そして、これらのコードバン本体の希少性に加え、コードバン原皮をキレイになめし、革へ仕上げるタンナー(皮革製造会社)が、世界で合わせても二社(日本とアメリカ一社ずつ)しかないというのもコードバン革が世界で重宝される理由といえます。

 

【コードバン製品のお手入れ方法】

 

コードバン製品のお手入れ方法の基本は、

「ときどき乾いた清潔な布で泥やホコリを拭く」です。

 

もし、オイルが少し抜けてきたと感じたときは、”ラナパー”や”マスタングペースト”という皮革オイルを塗り込み、馬毛ブラシで優しくブラッシングして、翌日、余分に浮いてきた油分を空拭き&ブラッシングすれば、重厚感あるマッドな雰囲気が出てきます。

 

また、コードバンは革製品の中でも、やや水にも強い性質がありますが、
もし水に濡れた場合は乾いた布で水気をとって陰干しをして下さい。

 

保管の際は、他の革と同様に通気性の良い場所で保管してあげて下さい。

 

 

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